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バイナリーオプションにおけるダイバージェンスとは
バイナリーオプションにおけるダイバージェンスとは、有名なトレンド転換サインの1つです。
具体的にいうと、ローソク足の動きとオシレーター系インジケーターの動きが逆行する現象のことを言います。
下の画像の黄色枠部分をご覧ください。
上昇トレンド中、ローソク足が上昇を続けているのに対し、オシレーター系インジケーターのCCIは下降していますよね。
これがダイバージェンスの一例です。
上の画像では、ダイバージェンスが起こった後、それまでの上昇トレンドが転換して下落に進んでいることが分かります。
このように、ダイバージェンスはトレンドの勢いが弱まっている時によく発生します。
関連記事→トレンドの探し方・見分け方を知ってバイナリーオプションを攻略!
ダイバージェンスが起こる仕組み
なぜトレンドが収束する時にダイバージェンスが発生するのでしょうか?
それは、オシレーター系インジケーターの特徴と深い関わりがあります。
一般的にオシレーター系は、現在の相場の過熱感を判断するために用いられます。
例えばCCIの場合、「一定期間の平均価格に対して現在値がどのくらい乖離しているか」を計算し、その度合いを%で表します。
0を基準に
- 100を上回れば上昇の勢いが強い
- -100を下回れば下降の勢いが強い
と判断できるため、通常であれば上昇トレンドの時はCCIの数値も上昇しますし、下降トレンドの時はCCIの数値も下降します。
下の画像でも、下降トレンドの勢いが強い時(青矢印部分)は、ローソク足もCCIも安値を切り下げてますよね。
しかしトレンドの終わり頃は、ローソク足の動きと逆行してCCIの価格が上昇しています。
これは、価格は安値を更新しているものの、トレンドの強さや勢い自体はなくなっているということです。
結果として、ダイバージェンスが起きた後はトレンド転換したりレンジ相場に移行することが多くなるというわけです。
関連記事→バイナリーオプション攻略に役立つオシレーター系インジケーター6選
レギュラーダイバージェンスとヒドゥンダイバージェンスの違い
ここまで、ダイバージェンスはトレンド収束のサインと解説しましたが、実はダイバージェンスは大きく分けて2種類があります。
①レギュラーダイバージェンス:トレンド収束のシグナル
②ヒドゥンダイバージェンス:トレンド継続のシグナル
ここまで解説したのはレギュラーダイバージェンスですが、もう1つ「ヒドゥンダイバージェンス」というものがあります。
どちらもローソク足とインジケーターが逆行する現象であることは変わりないのですが、ヒドゥンダイバージェンスの場合はトレンドの継続を示唆するシグナルとなります。
この2種類のダイバージェンスの違いは、見つけ方にあります。
以下より詳しく解説しますので、しっかり違いを理解しておきましょう。
レギュラーダイバージェンスの見つけ方
まずレギュラーダイバージェンスの見つけ方についてです。
ダイバージェンスは、ローソク足とオシレーター系インジケーターにトレンドラインを引くと見つけやすくなります。
「上昇トレンドの場合は高値同士、下降トレンドの場合は安値同士に引く」と覚えておきましょう。
ローソク足の高値同士の傾きと、インジケーターの傾きを比較
下降トレンド:
ローソク足の安値同士の傾きと、インジケーターの傾きを比較
次に、ヒドゥンダイバージェンスの見つけ方を解説します。
ヒドゥンダイバージェンスの見つけ方
ヒドゥンダイバージェンスの見つけ方ですが、先ほどのレギュラーダイバージェンスと逆になります。
「上昇トレンドの場合は安値同士にトレンドラインを引く、下降トレンドの場合は高値同士に引く」と覚えましょう。
ローソク足の安値同士の傾きと、インジケーターの傾きを比較
下降トレンド:
ローソク足の高値同士の傾きと、インジケーターの傾きを比較
ヒドゥンダイバージェンスは「トレンド中の価格調整の場面」で発生する傾向にありますので、バイナリーオプションにおいては押し目買い・戻り売りのポイントとして役立ちます。
「ローソク足は上昇しているがCCIが売られ過ぎを示しているので、再び価格が上昇するだろう」という考え方です。
関連記事→バイナリーオプションで高勝率な順張りおすすめ攻略法
ダイバージェンスを利用したバイナリーオプション攻略法
この項目では、ダイバージェンスを活用したバイナリーオプション攻略法をご紹介致します。
ダイバージェンスはオシレーター系インジケーターであれば大抵の場合使用可能ですが、今回はその中でも特にダイバージェンスと相性の良い「CCI」を使ったおすすめの手法をご紹介します。
また、今回はトレンド相場で順張りしますので、トレンドを確認するために3本の移動平均線も用います。
攻略手順は次の通りです。
CCIのダイバージェンスを使った攻略法手順
- インジケーターを設定する
- トレンドを確認する
- ヒドゥンダイバージェンスを確認したらトレンド方向に順張りする
- レギュラーダイバージェンスを確認したらトレンド収束の準備をする
ダイバージェンス攻略手順①インジケーター設定
まず、CCIと3本の移動平均線を設定します。
CCIは「挿入」→「インジケーター」→「オシレーター」→「Commodity Channel Index」で表示します。
設定は初期値のままです。(期間:14、適用価格:Close)
詳細記事→CCIを使ったバイナリーオプション攻略法
また移動平均線は、今回は短期21日、中期50日、長期100日の期間を設定し3本表示します。
ダイバージェンス攻略手順②トレンドを確認する
次に、トレンドを確認するために3本の移動平均線の傾きを見ます。
上の画像のように、3本の移動平均線が全て上方向を向いているパーフェクトオーダーが出ている場合、強い上昇トレンドと判断できます。
上昇トレンド中のエントリーポイントは、下の画像のように「価格が一時的に下落し、ローソク足が短期移動平均線に触れた後」です。
これを「押し目」と言います。
バイナリーオプションでは移動平均線だけでも押し目エントリーの判断に役立ちますが、今回はヒドゥン・ダイバージェンスを見つけてトレンド継続の根拠を高めます。
ダイバージェンス攻略手順③ヒドゥンダイバージェンスを確認したら順張り
下の画像では、上昇トレンドでローソク足は安値を切り上げているがCCIは安値を切り下げているため、ヒドゥン・ダイバージェンスと判断できます。
ヒドゥンダイバージェンスに加え、ローソク足も短期移動線にタッチした後反発しています。
上昇トレンドが継続する可能性が高いため、赤丸の部分でHIGHエントリーします。
この攻略法はトレンド継続のシグナルが続く限り順張りを仕掛けます。
なおバイナリーオプションにおいて、順張りは少し長め(15分〜)の取引時間でエントリーするのがオススメです。
詳細記事→バイナリーオプション15分取引攻略法
ダイバージェンス攻略手順③レギュラーダイバージェンスを確認したら順張りをストップ
トレンド収束を示唆するレギュラーダイバージェンスが発生した場合は、一旦順張りをストップします。
下の画像では、ローソク足の高値同士は右斜め上に傾いているのに対し、CCIは右斜め下に向いています。
上昇トレンドの勢いが弱まっていると判断できます。
レギュラーダイバージェンスと併せて、他のトレンド反転シグナルも確認しましょう。
トレンドの判断はトレンド系インジケーターがオススメです。
関連記事→バイナリーオプション攻略に役立つトレンド系インジケーター3選
ダイバージェンスと併せて高勝率をキープするバイナリーオプション攻略法
今回、2種類のダイバージェンスを利用したバイナリーオプション攻略法をご紹介致しました。
トレンド相場の順張りポイントが分からないという方は、ぜひご活用ください!
実は、今回の攻略法と併せることでさらに勝率が高まるとっておきの手法があり、それを現在期間限定で無料公開しております。
なお、この方法で初心者の方が月に200万円以上の利益を叩き出した事例もあります。
また、人数制限はありますが、バイナリーオプションに役立つ特典もご用意しておりますので、まずはどんなものかご確認ください。
※この情報はいつまで公開できるかわかりません。手に入れるなら今!お急ぎください。ダイバージェンスをバイナリーオプションで使う際の注意点
最後に、バイナリーオプションをダイバージェンスで攻略する際の注意点について解説します。
それは、併用するオシレーター系インジケーターの特徴を掴むということです。
今回の攻略法に使用したCCIには、次のようなメリットがあります。
CCIを使ったダイバージェンス攻略法のメリット
- 取引チャンスがそこそこある
- 勝率も保てる
しかし使うインジケーターによっては、
- 取引チャンスは多いが勝率が低い
- 勝率が高い分取引チャンスが少ない
と可能性もあるため注意しましょう。
以下より、CCI以外のオシレーター系インジケーターでダイバージェンス攻略法を活用する際の注意点について解説いたします。
ダイバージェンス攻略法でRSIを使う場合
今回のダイバージェンス攻略法でRSIを使う場合、他のインジケーターと比較すると取引チャンスが数多く現れますが、その分ダマシも増えるため注意しましょう。
ダマシも覚悟の上でバイナリーオプションの利益をあげたいと考えている方は、マーチンゲールで掛け金を変化させることも1つの手です。
ただし、マーチンゲールはきちんと回数を決める必要があります。
以下の記事で、マーチンゲールの仕組みと計算方法、注意点について詳細を解説しています。
詳細記事→マーチンゲールを活用したバイナリーオプション攻略法
また、RSIの見方や使い方、RSIを使った他のバイナリーオプション攻略法については以下の記事で解説しています。
詳細記事→RSIを使ったバイナリーオプション攻略法
ダイバージェンス攻略法でMACDを使う場合
今回のダイバージェンス攻略法でMACDを使う場合、勝率が高い分、取引チャンスが少ないというデメリットがあります。
しかしMACDはオシレーター系インジケーターでありながら、トレンド系インジケーターの要素が強いという特徴があります。
よって、順張りをする上ではトレンドを掴むのに役立ちます。
なお、MACDの見方や設定方法、MACDを使った他のバイナリーオプション攻略法は以下の記事にまとめておりますので、こちらも併せてご参考ください。
ダイバージェンス攻略法でその他のオシレーター系を使う場合
RSIやMACD以外にも、ダイバージェンスは以下の様なインジケーターで確認することができます。
いずれも使いやすくおすすめのオシレーター系インジケーターです。
しかしダイバージェンス攻略法で安定して利益を上げるには、まずCCIでの取引をおすすめします。