
目次
バイナリーオプションにおけるボラリティとは
バイナリーオプションにおけるボラリティとは、通貨の価格変動の大きさや度合いを表します。
略して「ボラ」とも呼ばれます。
●価格変動が大きい → ボラが大きい(高い)
●価格変動が小さい → ボラが小さい(低い)
という風に使われます。
ボラリティの大きさは市場の流動性と関係する
ボラティリティの大きさは、市場の流動性(現金化のしやすさ、取引のしやすさ)が大きく関係します。
例えば米ドル円(USD/JPY)やユーロ米ドル(EUR/USD)などのメジャー通貨は、市場参加者が多く流動性の高い通貨ペアといえます。
このような通貨ペアは値動きが安定しており、ボラリティが低い傾向にあります。
一方、南アフリカランド円(ZAR/JPY)やトルコリラ円(TRY/JPY)などのマイナー通貨は、市場参加者が少なく流動性の低い通貨ペアです。
そのため全く値動きを見せない場面もありますし、かと思えば1つの大口取引があった場合は急激な値動きを見せることもあり、ボラリティが高くなる傾向にあります。
バイナリーオプションにおけるボラリティの重要性
バイナリーオプションを攻略する上で、相場のボラリティを把握しておくことは非常に重要です。
その理由は、主に2つあります。
- ボラリティが低すぎると同値負けになりやすいから
- 値動きが激しすぎると相場の予想がしにくいから
①バイナリーオプションはボラリティが低すぎると同値負けになりやすい
バイナリーオプションは、値動きがほとんどない相場で取引をすると負けやすくなってしまいます。
ハイローオーストラリアを含め、多くのバイナリーオプション業者ではエントリー時間と判定時間の価格が同値である場合、ドロー(=負け判定)となってしまうからです。
特に30秒や1分などの短い取引時間ほど、同値負けのリスクが高まるので注意が必要です。
バイナリーオプションを攻略するならば、ある程度ボラティリティがある相場で取引するのがおすすめです。
②値動きが激しすぎると相場の予想がしにくくなる
先ほどの項目でも解説したように、市場参加者が少なく値動きがほとんどない相場の場合、1つの大口取引によって急激にボラリティが高まることがあります。
上の画像のように、一瞬だけ大きな値動きを起こす現象をノイズと言いますが、取引時間が短ければ短いほどノイズに勝敗を左右されやすくなります。
ボラリティが高くてもトレンドの方向性がはっきりとしている相場であれば値動きも予想しやすいですが、どちらに動くか分からないような相場では、取引を避けることで負けを減らすことに繋がります。
詳細記事→バイナリーオプションにおけるノイズとは?ノイズ攻略手法を解説
通貨ペアによるボラリティの違いを解説
ここまで解説したように、ボラリティはバイナリーオプションの勝率を上げるために非常に重要な要素となります。
相場の流動性は「取引する通貨ペア」「取引する時間帯」で大きく変わりますので、特徴をしっかりと掴んでおきましょう。
ここでは、ボラリティの高い通貨ペアとボラリティの低い通貨ペアをご紹介します。
ボラリティの高い通貨ペア
ボラリティの高い通貨ペアとして代表的なものは、以下の通りです。
- ポンド/円(GBP/JPY)
- ポンド/米ドル(GBP/USD)
- ポンド/豪ドル(GBP/AUD)
- ユーロ/豪ドル(EUR/AUD)
上記を見てお分かりのとおり、主要通貨の中でもイギリスポンド(GBP)はボラリティが高いことで有名です。
例えばボラティリティの低いドル/円(USD/JPY)と比べて、ポンド/円(GBP/JPY)は値動きが2-3倍以上大きくなることもあります。
ポンドは世界トップクラスの流通量を誇りますが、流通量トップ3(ドル、ユーロ、円)の通貨と比べると流動性が低下します。
そのため、ポンド絡みの通貨ペアは値動きが安定せず大きく乱高下しやすいのが特徴で、バイナリーオプションにおいては「殺人通貨」と呼ばれるくらい攻略難易度が高いとされています。
また、2020年は豪ドル(AUD)も高いボラティリティになっていることが目立っています。
しかし、ボラリティが高いからといって決して攻略が不可能というわけではありません。
例えばポンド/円(GBP/JPY)は、一度勢いが付けばその方向に進みやすいという特徴も持っているため、上手くトレンドを見極めることが出来れば順張りで大きく勝つことも可能です。
詳しくは以下の記事で解説していますので、ぜひご参考ください。
関連記事→バイナリーオプションのポンド円攻略法
ボラリティの低い通貨ペア
ボラリティの低い通貨ペアとして代表的なものは、以下の通りです。
- 米ドル/円(USD/JPY)
- ユーロ/米ドル(EUR/USD)
- ユーロ/円(EUR/JPY)
この中でも、特に米ドル/円(USD/JPY)は値動きが穏やかで適度なボラティリティもあるため、バイナリーオプション初心者におすすめの通貨ペアです。
日本時間の11:00~15:00の間は安定した値動きでレンジ相場となることが多いため、逆張り取引に向いています。
関連記事→レンジ相場におすすめ!バイナリーオプション逆張り攻略法
また、世界一の流通量を誇るユーロ/米ドル(EUR/USD)は、日本時間の昼間や深夜(2時以降)は安定した緩やかな値動きを見せるため、ボラティリティが低い通貨ペアとして扱われています。
欧州時間にかけて値動きが活発になってきますが、一度トレンドができるとそれが持続しやすいので、順張り取引に向いています。
関連記事→バイナリーオプションで高勝率な順張りおすすめ攻略法
ここまで、通貨ペアによるボラリティの違いを解説しましたが、同じ通貨ペアでも時間帯によっては値動きの傾向が変わるため注意が必要です。
以下より、時間帯によるボラリティの違いについて詳しく解説致します。
時間帯によるボラリティの違いを解説
バイナリーオプションをボラリティで攻略する際は、取引を行う時間帯も意識しておきましょう。
次の時間は、ボラティリティが高まりやすい傾向にあります。
- 各市場が開いた直後
- 経済指標発表後
ボラリティが高まる時間帯①各市場が開いた直後
基本的に、通貨発行国の市場が空いている時間帯は、自国通貨の取引が活発に行われるためボラリティが高まります。
反対に、市場が閉まっている時間帯は取引量が少なくなるため、ボラリティが低くなります。
どの市場においても市場オープン直後は値動きが激しくなる傾向があり、特に初心者にとっては予想が難しいため、その時間帯の取引は避けた方が無難といえます。
特に、世界3大市場(東京・ロンドン・ニューヨーク)のオープン時間には注意が必要です。
次の記事では、バイナリーオプションを時間帯で攻略する方法について、詳しく解説しています。
関連記事→バイナリーオプションを勝ちやすい時間帯で取引する攻略法
ボラリティが高まる時間帯②経済指標発表後
経済指標とは、各国の公的機関等が公表している、その国の経済状況を数値化したデータです。
特に米雇用統計、消費者物価指数、国内総生産といった重要な経済指標が発表された後は、その内容が関係する通貨ペアにおいてボラリティが高まる傾向にあります。
そのような時は価格がどう動くか予想しにくく、テクニカル分析が通用しないことが多いです。
バイナリーオプションで負けを招く要因にもなりますので、ボラリティが大きく変わるような状況であった場合は取引を避けましょう。
以下の記事では、バイナリーオプションで特に注意すべき経済指標について解説していますので、こちらも併せてご覧ください。
ボラリティを分析してバイナリーオプションを攻略
ここでは、ボラリティを分析してバイナリーオプションを攻略する具体的手法を解説致します。
ボラリティを測るインジケーターは様々なものがありますが、その中でも特におすすめなのがATR(アベレージトゥルーレンジ)と、ボリンジャーバンドです。
今回は、2つのインジケーターを表示してボラリティを分析する手法をご紹介致します。
ボラリティ攻略法のインジケーター設定
この攻略法におけるATRの設定は以下の通りです。
ATRの設定
- 表示方法:「インディケータ」→「オシレーター」→「average true range」
- 期間:14
ATRの期間は通常14日間を採用することが多く、この場合は14日分のTRの平均値を取ったものが表示されます。
ATRは以下の3つのうち、もっとも大きいもの採用して計算します。
① 当日高値-当日安値
② 当日高値-前日終値
③ 前日終値-当日安値
詳細記事→インジケーターATRを活用したバイナリーオプション攻略法!設定と使い方も解説
そして、ボリンジャーバンドの設定は以下の通りです。
ボリンジャーバンドの設定
- 表示方法:「インジケーター」→「トレンド」→「Bollinger Bands」
- 期間:21
- 偏差:2
詳細記事→ボリンジャーバンドを使ったバイナリーオプション攻略法
ボラリティ攻略法のインジケーターの見方
下の画像では、ATRを表示しています。
画像を見ると、ATRが高い位置にあるところでは大陰線が多く、逆にATRが低い位置にあるところでは短いローソク足が多くレンジ気味になっていることが分かります。
ATRを使ったボラリティの判断方法
- ATRの値が増加 → ボラティリティが高い
- ATRの値が減少 → ボラティリティが低い
また、ボリンジャーバンドの「幅」と「形状」を見ることでボラティリティの大きさが一目で分かります。
ボリンジャーバンドを使ったボラリティの判断方法
- バンドの幅が拡大 → ボラティリティが高い
- バンドの幅が縮小 → ボラティリティが低い
ボラリティによって手法を使い分けよう
インジケーターでボラリティを分析した後は、ボラティリティに合わせてバイナリーオプションの戦略を変えていきましょう。
ボラティリティが低く、値動きが穏やかでレンジ相場のような値動きをしているときは逆張りを狙うのがおすすめです。
逆張りは上手く反転ポイントを見つけられれば、5分取引で効率よく利益を狙えます。
詳細記事→バイナリーオプションの5分取引攻略法
ボラティリティが拡大していて、トレンドが発生しているときはトレンドに沿った順張りをするのがおすすめです。
例えばボリンジャーバンドのバンドウォークが起こったら、同じ方向に価格が推移すると予想できます。
関連記事→ボリンジャーバンドのバンドウォークを活用したバイナリーオプション攻略法
ボラリティ攻略法の勝率がさらに上がる、おすすめバイナリーオプション手法
ここまで、バイナリーオプションにおけるボラリティの分析手法について解説しました。
実際にエントリーをする際は、ローソク足の形状や他のインジケーターの数値などを確認し、勝率の高いポイントを見つけることが必要です。
実は、今回の手法と併せて使うことでさらに高勝率を狙えるとっておきのバイナリーオプション手法を、現在はたけTV公式ライン@で無料公開しております。
なお、この手法で初心者の方が月に200万円の利益を叩き出した事例もあり、大変有効です。
また、人数制限はありますが、バイナリーオプションで使えるツールも特典としてご用意しておりますので、まずはどんなものかご確認ください。
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バイナリーオプションのボラリティ分析におすすめのインジケーター
今回はATRとボリンジャーバンドを使ってボラリティを判断する攻略法をご紹介しました。
他にもバイナリーオプションのボラリティ分析におすすめのインジケーターは数多くあり、以下がその一例です。
ボラリティ分析におすすめのインジケーター
- DMI/ADX
- VIX(恐怖指数)
- HV(ヒストリカル・ボラティリティ)
全部を使う必要はありませんが、インジケーター毎に特徴が異なるため、それぞれの特徴を理解し使いやすいものを選ぶのがポイントです。
しかし、バイナリーオプションにおけるボラリティ分析は基本中の基本であり、本番はエントリーポイントの分析です。
インジケーター、ローソク足の形など、勝てるポイントを探すためには多くの知識が必要になります。
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ボラリティでバイナリーオプションを攻略まとめ
