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ポンド円(GBP/JPY)はバイナリーオプション攻略におすすめ?
ポンド円(GBP/JPY)は、イギリスポンドと日本円の通貨ペアです。
バイナリーオプションにおいては、経験をある程度積んだ中級者以上のトレーダーに好まれる傾向にあります。
しかし初心者の場合、「ポンド円は予想しにくい」と感じることもあるようです。
その理由は、ポンド円の値動きの荒さに関係しています。
この特徴を理解することで、
- どのような手法が有効なのか?
- リスク管理のために何をしたら良いか?
というように、バイナリーオプションの戦略を立てることができます。
以下より、ポンド円の値動きの特徴を詳しくご紹介します。
ポンド円(GBP/JPY)の値動きの傾向
ポンド円(GBP/JPY)チャートの大きな特徴は、他の通貨ペアよりもボラリティが大きいことです。
ボラリティとは価格変動の大きさや度合いのことを言います。
例えば、ボラティリティの低い通貨ペアの代表格に「ドル/円」がありますが、ポンド円はドル円と比べてボラリティが2-3倍以上になることもあります。
ボラティリティの大きさは通貨の流動性が大きく関係します。
現在、世界におけるポンドの取引量は、①ドル②ユーロ③円に次いで4番目となっています。
さらに、ポンドは海外よりもイギリス国内で取引されることが多いため、流通量トップ3の通貨と比べると流動性が低下します。
そのため、ポンド円(GBP/JPY)チャートを見ているとあまり値動きを見せない場面もありますし、取引が活発になった時は急激な値動きを見せることもあります。
関連記事→バイナリーオプション攻略において重要な通貨ペアのボラリティとは?
ポンド絡みの通貨ペアは基本的に値動きが激しい
ここまでの解説で、ポンド円(GBP/JPY)が一般的に「攻略しにくい」と言われる理由がご理解いただけたかと思います。
英ポンドはバイナリーオプションやFXの世界では「殺人通貨」と呼ばれており、予想と逆に進んだときのリスクが大きくなります。
ポンド円に限らず、
- ポンド/米ドル(GBP/USD)
- ポンド/豪ドル(GBP/AUD)
など、ポンド絡みの通貨ペアは基本的に値動きが激しい傾向にあります。
まだテクニカル分析に慣れていない初心者の方は、流動性が高く価格変動のリスクが少ないドル/円(USD/JPY)などで勝率を上げ、取引に慣れたらポンド円(GBP/JPY)に挑戦する方がいいかもしれません。
バイナリーオプションにおけるポンド円(GBP/JPY)の攻略ポイント
冒頭で解説したとおり、ポンド円(GBP/JPY)はバイナリーオプション中級者以上の方には人気の通貨ペアです。
単純に価格が予想しにくいだけではなく、稼ぐチャンスも大いに秘めているということです。
ここでは、バイナリーオプションにおけるポンド円(GBP/JPY)の攻略ポイントを解説します。
攻略ポイント①チャートに勢いがついたタイミングを狙ってエントリーする
攻略ポイント1つ目は、チャートに勢いがついたタイミングを狙うことです。
ポンド円(GBP/JPY)は「どちらに価格が動くか分かりにくい」という特徴を持つ一方で、「一度勢いが付けばその方向に進みやすい」という特徴も併せ持っています。
価格が動いているタイミングを上手く見つけられれば、大きな利益獲得のチャンスとなります。
ポンド円(GBP/JPY)チャートが一方向に動きやすい時間帯として、
- ロンドン市場開場直後
- ロンドンフィックス
などが挙げられます。
後ほど、両時間帯で勝ちやすいバイナリーオプション攻略法を詳しくご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
攻略ポイント②ファンダメンタルズ要因にも気をつける
ポンド円(GBP/JPY)の攻略ポイント2つ目は、ファンダメンタルズ要因にも気をつけることです。
経済指標や要人発言など、為替市場に影響しそうな経済ニュースから値動きを予想することをファンダメンタルズ分析と言います。
流動性が比較的下がる通貨ペアにおいて、このファンダメンタルズ分析はとりわけ重要になります。
なぜかというと、大きな経済ニュースがあった場合の価格変動リスクがより高まるからです。
特に注意が必要なのが、英国の中央銀行であるイングランド銀行(BOE)が金融政策を発表する時です。
BOEが四半期毎にインフレレポートを発表する日は「スーパーサーズデー(特別な木曜日)」と呼ばれています。
この日はポンド絡みの通貨が大きく動くことがあるため、バイナリーオプション取引をする際は注意しましょう。
関連記事→ファンダメンタルズ分析を活用したバイナリーオプション攻略法
バイナリーオプションのポンド円攻略法①ロンドンフィックス手法
ここからは、バイナリーオプションのポンド円を攻略する具体的手法を2つ解説いたします。
まずご紹介するのは、「ロンドンフィックス」と呼ばれるロンドン市場の仲値決めの時間を狙った手法です。
エントリー条件は次の通りです。
ロンドンフィックス攻略法のエントリー条件
- 取引時間足:1時間
- 時間帯:ロンドンフィックスの1〜2時間前
- エントリータイミング:
それまでのトレンドと逆のトレンドが形成された時 - エントリー方向:現在のトレンドと逆方向
以下より、ポンド円攻略法の具体的手順を解説致します。
ポンド円攻略法に活用するロンドンフィックスとは?
バイナリーオプションのポンド円攻略法に活用する「ロンドンフィックス」とは、ロンドン市場におけるその日の判断基準となるレートが決まる時間です。
ロンドンフィックスで決まったレートを元に、その日の企業間や個人の為替取引が行われることになります。
ロンドンフィックスは、日本時間の以下の時間帯です。
- 夏時間:24時
- 冬時間:1時
ロンドンフィックスが決まる前後の時間帯は、ポンドやユーロといった欧州通貨の値動きが激しくなります。
そのため、ポンド円に限らず
ポンド/ドル(GBP/USD)、ユーロ/ポンド(EUR/GBP)、ユーロ/ドル(EUR/USD)、ユーロ/円(EUR/JPY)
などの通貨ペアも大きな値動きを見せる傾向にあります。
この値動きの特徴を利用して、バイナリーオプションを攻略します。
ポンド円攻略手順①ロンドンフィックスの1〜2時間前の値動きに注目
バイナリーオプションのポンド円攻略法では、ロンドンフィックスの1〜2時間前の値動きに注目します。
上の画像は、夏時間のポンド円(GBP/JPY)の為替レートです。
(※チャート下の時間軸は、日本時間に変換しています。)
それまで上昇傾向だったトレンドが、ロンドンフィックス1時間前の23時に下落に転じています。
これは、「これ以上ポジションを持っていると、ロンドンフィックスで決まったレートによっては損するかもしれない」というトレーダーの心理が働き、その前に決済するトレーダーが増えるからです。
そのため、ロンドンフィックス の1〜2時間前はそれまでのトレンドと逆方向に進みやすい傾向があります。
このように、バイナリーオプションではトレーダーの心理を考えながら分析することで値動きを読みやすくなります。
関連記事→バイナリーオプションで大衆心理(集団心理)を読み解く攻略法
ポンド円攻略手順②それまでのトレンドが反転したタイミングで逆方向へエントリー
ポンド円攻略法のエントリータイミングは、それまで発生していたトレンドが逆転した時です。
トレーダーの決済によるトレンドは1時間程度続くことが多いため、トレンド転換を素早く見極めて1時間足でエントリーすることが攻略のポイントです。
売買タイミングは、ローソク足の基本的な形で判断しましょう。
下の画像は、冬時間のポンド円(GBP/JPY)チャートです。
21時半ごろから上昇したチャートが、天井圏で長い上ヒゲをつけて下降、さらに陰線が4本連続して出現しています。
トレンドが逆転し、ロンドンフィックスまで下落が続くと考えられるため、1時間足でLOWエントリーします。
バイナリーオプションにおいて、天井圏の長い上ヒゲは下落トレンドへの転換を表し、陰線が3本以上連続するパターンは「黒三平(三羽烏)」と呼ばれ、そのまま下落トレンドが続くことを示唆します。
詳細記事→ローソク足のヒゲでバイナリーオプションを攻略する方法
詳細記事→バイナリーオプションの三兵攻略法!失敗しないエントリーとは
バイナリーオプションのポンド円攻略法②ロンドン市場開場の時間を狙う
次にご紹介するバイナリーオプションのGBP/JPY(ポンド/円)攻略法は、ロンドン市場開場の時間を狙ってエントリーします。
攻略手順は次の通りです。
- 取引日:毎日16時(冬時間は17時)
- 通貨ペア:GBP/JPY(ポンド/円)
- 取引種類:Highlowスプレッド
- 取引時間:1時間取引
- エントリー方向:HIGH
この攻略法はFXではかなり有名な手法です。
ロンドン市場が開場する16時になると、欧州トレーダーによるポンド買いが始まって、GBP/JPY(ポンド/円)が大きく上昇方向に伸びやすい傾向にあります。
その値動きの特徴を利用し、Highlowスプレッドの1時間取引でHIGHエントリーします。
ロンドン市場の開場時間は、冬時間は1時間ずれて17時開場となりますので注意しましょう。
この攻略法は、大きな値動きが予想されるため、ハイローオーストラリアのHighlowスプレッド取引で行います。
バイナリーオプションのスプレッド取引とは、スプレッド幅を加味した上で価格が「上がるか・下がるか」を予想する取引のことです。
上の画像の場合、現在の値(106.275)の横に、スプレッド差(±0.30)が表示されています。
もしこれでHIGHエントリーした場合、106.278(現在の値から+0.3以上)で勝利となります。
スプレッド取引は、スプレッド幅を超えて大きく価格が動く場面でのみ勝てる取引ですが、ロンドン市場開場直後のGBP/JPY(ポンド/円)は大きく値動きするので勝ちやすいです。
過去に検証を行ったところ、このGBP/JPY(ポンド/円)攻略法は勝率が7割近くありました。
1日1回のみの手法となりますが、スプレッド取引は利益率が高いので、ぜひチャンスを伺って取引しててください!
ポンド円の勝率90%超え!バイナリーオプションおすすめ攻略法
ここまで解説したように、バイナリーオプションでポンド円を攻略するためには、チャートのローソク足の形・パターンからエントリータイミングを見極めることがポイントです!
実は、今回の手法と併せて使うことでさらに勝率アップが可能なおすすめの攻略法があり、それを現在期間限定で無料公開しております。
この手法をハイローオーストラリアで検証した結果、
・ポンド円:勝率90.1%
・ポンドドル:勝率92.3%
という驚異の数字を叩き出しており、非常に有効です。
もちろん、バイナリーオプション初心者の方でも使える簡単な手法です。
また、人数制限はありますが、バイナリーオプションに役立つ特典もご用意しておりますので、まずはどんなものかご確認ください。
バイナリーオプションのポンド円攻略法の注意点
最後に、今回ご紹介したバイナリーオプションのポンド円攻略法の注意点を解説します。
次のようなときはエントリーを見送ることをおすすめします。
- トレンドが分かりにくい時
- 月末や期末
- 経済指標発表時
ポンド円攻略法でまず注意すべきタイミングは、トレンドが分かりにくい時です。
下の画像は夏時間のポンド円チャートですが、マーケット開始の16時から横ばい相場が続いており、22時半くらいからトレンドが形成され始めました。
このポンド円攻略法はロンドンフィックス1時間前くらいにエントリーすることが多い手法ですので、このようなときはエントリーを見送りましょう。
また、月末や期末は決算を控えた企業の影響から、トレンドと無関係に相場が特殊な動きを見せることがあります。
月末などで値動きが荒すぎるなと感じたときも、無理にトレードしないようにしましょう。
ポンド円攻略法で注意すべき経済指標
バイナリーオプションのポンド円攻略法は、経済指標発表時も予想外の値動きを見せることがあるので注意が必要です。
イギリスや日本の経済指標はもちろん、EU加盟国の経済指標や、アメリカの経済指標も要チェックです。
イギリスの貿易相手国の50%以上はEU諸国なので、EU加盟国の経済状況が悪いと、ポンドも売られやすい傾向にあります。
また、ポンド円はクロス円であるため、ポンドドルと、ドル円の両方の重要指標を確認しながらトレードをしましょう。
ポンド円攻略法において注意が必要な経済指標には、以下のようなものがあります。
- 消費者物価指数(英国・日本)
- 国内総生産(英国・日本)
- 米国雇用統計
- ドル円のFRB政策金利(FOMC)
- ポンドドルのBOE政策金利
バイナリーオプションの知識をつけたい方におすすめの方法
ここまで解説したように、取引する通貨ペアは1種類でも、様々な国の経済状況が影響してチャートが形成されています。
バイナリーオプションを攻略するには、チャート分析だけでなく経済指標などから値動きを予想するファンダメンタルズ分析や、資産管理なども必要になります。
そんな様々な知識を、効率的に学びたいという方に、オススメの方法をご紹介いたします。
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