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バイナリーオプションを攻略するなら大衆心理を理解しよう
バイナリーオプション取引をする際、多くの方は
“ローソク足の形、パターン、ライン、インジケーターの動き”など、様々な要素からエントリーポイントを判断すると思います。
バイナリーオプションを攻略するためには、それらの要素+αで、「市場参加者の心理(大衆心理)」をイメージすることが非常に重要です。
大衆心理を意識するのとしないのとでは、値動きの予想のしやすさが全く変わってくるからです。
大衆心理(集団心理・群衆心理)とは?
大衆心理とは、集団の場において形成される、個人の意識とは異なる次元の心理のことです。
「集団心理」や「群衆心理」とも呼ばれます。
人間は集団の中にいると、自分の判断よりも周りの雰囲気や行動に合わせた行動をとってしまいますよね。
為替チャートも同様に、大衆心理(集団心理)によって引き起こされた売買行動で成り立っていると言われています。
では、大衆心理がどのように相場変動に関わるのか、以下より詳しくご紹介します。
大衆心理が引き起こす相場変動の仕組み
バイナリーオプションにおける大衆心理の読み方を理解するために、この項目では、相場変動が起こる仕組みについて簡単におさらいします。
為替レートは、通貨の需要・供給のバランスで決まります。
例えばドル円(USD/JPY)の場合、
- ドルの需要が高くなる
→沢山の人が円で米ドルを買う
→ドルの値段が上がる(ドル高円安) - ドルの需要が低くなる
→沢山の人が米ドルで円を買う
→ドルの値段が下がる(ドル安円高)
という風に価格が動いていきます。
相場変動のきっかけは、輸入出量、株価、金利の差など、様々なものがあります。
それらのきっかけから、取引量の多いへッジファンドや機関投資家、ディーラーの売買行動により、為替レートは大きく変動します。
そしてその大きな変動に乗るように、他のトレーダーが短期売買を行って次の動きが作られます。
このように、為替レートは市場参加者の様々な思惑(大衆心理)によって動いていきます。
詳細記事→バイナリーオプションとは?バイナリーオプション基礎知識
流動性が高い通貨ペアほど大衆心理が働きやすい
バイナリーオプションで大衆心理を読み解くならば、EUR/USD(ユーロ/米ドル)やUSD/JPY(米ドル/日本円)など、流動性の高い通貨ペアで取引するのがおすすめです。
流動性とは現金化のしやすさや取引のしやすさのことで、流動性が高い=取引量が多い通貨ペアということになります。
取引量が多いということは市場参加者が多いということですので、より強く集団心理が働きます。
そのため値動きが安定しており、バイナリーオプションの予想がしやすくなります。
詳細記事→バイナリーオプション初心者におすすめの通貨ペアとその特徴
バイナリーオプションで大衆心理を読み取るコツ
バイナリーオプションで大衆心理(集団心理)を読み取るコツは、
- 沢山の人が新規注文をするタイミング
- 沢山の人が決済注文(利確や損切り)をしたくなるタイミング
を考えることです。
買いの人と売りの人、それぞれの視点に立ちこのポイントを考えましょう。
例えばドル円を予想する場合、
- 沢山の人が「ドルの値段が上がりそうだ(または下がりそうだ)」と思ったタイミング
- ドルを持っていて尚且つ「ここで売っておこう」と不安になるタイミング
が分かれば、その後価格がどちらに動くかが予想しやすくなります。
特に短期決戦のバイナリーオプションにおいては、大衆が決済注文(利確や損切り)をしたくなるタイミングを考えることで、エントリーポイントが明確になります。
関連記事→勝てるエントリーポイントを見極めてバイナリーオプションを攻略!
以下の項目より、大衆心理を読むポイントについて具体例を用いて解説します。
具体例を用いて大衆心理を読むポイントを解説
この項目では、バイナリーオプションにおいて大衆心理(集団心理)を読むポイントについて、具体例を用いて解説致します。
大衆心理攻略に役立つチャート理論の1つに、「ダウ理論」というものがあります。
ダウ理論ではトレンドの継続について、次のように定義づけしています。
- 上昇トレンド:高値と安値がそれぞれ切り上がる
- 下降トレンド:高値と安値がそれぞれ切り下がる
このトレンドができる過程で大衆心理を読むポイントは、主に以下の3つです。
- ①トレンドが始まるまで
- ②トレンドが発生したと判断されるタイミング
- ③トレンド中の下降と上昇
関連記事→バイナリーオプションをダウ理論で攻略!6つの基本原則とは?
具体的にどのような大衆心理が働くのかを、以下より詳しく解説します。
ポイント①トレンドが始まるまで
まず何らかの理由で、価格が上昇したとします。
画像の赤丸部分で買いを入れた人達は、少しでも早く利益を確定したいという心理が働き利益確定をしだします。
為替チャートに影響を及ぼす心理の1つに「プロスペクト理論」というものがあり、人間には「利益は少なくても早く確実に手に入れようとするが、損失は回避したいので先延ばしにしてしまう」という行動心理があります。
赤丸で買った人の利食いにより、一旦価格は下がります。
この時点ではまだ相場がどちらに動くか分からないため、トレンド発生したとは言えません。
ポイント②トレンドが発生したと判断されるタイミング
トレンドを読むためには、市場参加者が「トレンドが発生した」と判断する大衆心理を考える必要があります。
この場合、直近の高値と安値を切り上げたときに多くの人が上昇トレンドが発生したと考えるでしょう。
ここで、市場参加者はトレンドに沿った順張りの準備を始めますが、「できるだけ安く買えてなおかつエントリー後すぐに上昇するような場所で買いたい」という心理が働きます。
そこで前回高値がサポートラインとして意識されるため、前回高値まで戻った地点で一斉に新規の買いが増えます。
ポイント③トレンド中の下降と上昇
バイナリーオプションを攻略するためには、買いの人と売りの人、両方の大衆心理を考える必要があります。
市場参加者の中には、前回高値で売りを入れたものの損切りできず含み損を抱えた人達もいます。
「できるだけ損失を回避したいので売値まで戻るのを待とう」という心理が働き、前回高値まで戻った地点で売りの決済(買い)が一斉に入ります。
新規の買い注文+売りの決済の買い注文が集中することでさらに価格は反転上昇します。
これらを繰り返すことで、上昇トレンドが完成していきます。
上記の状態の時は、「明確なトレンド転換シグナル」が出るまでは、そのトレンドに追従してエントリーしていく順張りが効果的になります。
関連記事→バイナリーオプションで高勝率な順張りおすすめ攻略法
バイナリーオプション攻略における大衆心理(集団心理)の読み方
この項目では、バイナリーオプション攻略における大衆心理(集団心理)の読み方をご紹介します。
- ローソク足から読み解く
- チャートパターンから読み解く
- 有名なチャート理論を基準にする
- フィボナッチリトレースメントから読み解く
- ファンダメンタルズ要因から読み解く
以下より、それぞれ詳しく解説致します。
大衆心理の読み方①ローソク足から読み解く
バイナリーオプションの大衆心理攻略法1つ目は、ローソク足から読み解くことです。
ローソク足は大衆心理による”値動き”そのものを表します。
チャートを見る際はローソク足の形だけでなく、「なぜこの形になったのか」という、ローソクを形成づけた大衆心理を考えましょう。
詳細記事→バイナリーオプション初心者向けにローソク足の見方・読み方を解説
例えば下の画像のように、上昇トレンド時に「上に長いヒゲが伸びているピンバー」が出現したとします。
長いヒゲは買い勢力と売り勢力の争いの激しさを表すため、買っていた人達は「もう上がらないかもしれない」という大衆心理が働き、一斉に買いポジションを決済しだします。
上の画像でも、それまでの上昇トレンドが一気に下落に向かっていることがわかります。
このように、ローソク足の実体とヒゲは大衆心理にも大きく影響を与えますので、ぜひ見方と種類を覚えて、バイナリーオプション攻略に活かしましょう。
詳細記事→ローソク足のヒゲでバイナリーオプションを攻略する方法
大衆心理の読み方②チャートパターンから読み解く
バイナリーオプション攻略における大衆心理(集団心理)の読み方2つ目は、チャートパターンから読み解くことです。
投資家の様々な心理により引き起こされた売買行動は、過去の長い歴史の中で平均化されパターン化されています。
つまりチャートパターンは大衆心理の集合体と言えます。
下の画像では、有名なチャートパターンをまとめた「酒田五法」の1つである「三山(トリプルトップ)」が出現しています。
三山とは、上昇トレンド中の高値圏で上昇と下落を3回ずつ繰り返すパターンです。
詳細記事→バイナリーオプションの三山・三尊攻略法!失敗しないエントリーとは
3回も高値に挑戦したものの突破できなかったため、市場参加者には「もう高値を更新することはないだろう」という大衆心理が働きます。
三山が現れた後、相場は下落する傾向にあると分析できます。
チャートパターンには三山のようなトレンド反転(転換)パターンと、継続(回帰)パターンがあります。
以下の記事で詳しく解説していますので、主要なパターンを覚えてバイナリーオプション攻略に役立てましょう!
関連記事→チャートパターンは大きく分けて2種類ある!バイナリーオプション攻略に使えるおすすめパターンをご紹介
大衆心理の読み方③有名なチャート理論を基準にする
バイナリーオプション攻略における大衆心理の読み方3つ目は、有名なチャート理論を基準にすることです。
為替相場は大衆心理(集団心理)によって形成されるため特定のリズムやパターンがあり、チャート理論はその規則性をまとめたものになります。
例えば、先ほど紹介したダウ理論では
“主要トレンドは買い手の動向により①先行期②追随期③利食い期の3段階から成り立っている”
とされています。
②の追随期は市場価格の上昇を見て追随者が買いを入れる時期なので、バイナリーオプションの順張りエントリーをするチャンスです。
関連記事→バイナリーオプションをダウ理論で攻略!6つの基本原則とは?
ダウ理論の他にも、大衆心理攻略に役立つチャート理論として「エリオット波動理論」や「グランビルの法則」があります。
これらのチャート理論は世界的にも有名で、多くのトレーダーがこれらの理論を基準にして日々トレードしています。
バイナリーオプションにおいても今後の値動き予測に大いに役立つので、ぜひ以下の記事を参考に覚えてください!
関連記事→グランビルの法則でバイナリーオプションを攻略する手法
大衆心理の読み方④フィボナッチリトレースメントから読み解く
バイナリーオプション攻略における大衆心理(集団心理)の読み方4つ目は、フィボナッチリトレースメントから読み解くことです。
フィボナッチリトレースメントは、フィボナッチ比率を活用し相場の反発するポイントを導き出すインジケーターです。
フィボナッチ比率とはフィボナッチ数列から導き出された比率のことで、「黄金比率」とも呼ばれます。
なぜこの黄金比率が大衆心理に関係しているのかというと、黄金比率は人間が無意識のうちに美しいと感じる比率と言われており、為替チャートもフィボナッチ比率に合わせて価格が変動しやすいからです。
フィボナッチリトレースメントを使うことで、大衆心理によって動きやすい相場の反発点を捉えやすくなります。
バイナリーオプションのエントリーポイントの判断に役立つので、以下の記事を参考にぜひ覚えてください。
関連記事→フィボナッチリトレースメントを使ったバイナリーオプション攻略法
大衆心理の読み方⑤ファンダメンタルズ要因から読み解く
バイナリーオプション攻略における大衆心理(集団心理)の読み方5つ目は、ファンダメンタルズ要因から読み解くことです。
経済発表や要人発言など、大きく相場を動かすニュースが出た時、投資家はその動きに乗るようにトレードをすることがあります。
経済指標は数値そのものが市場に影響を及ぼすものもあれば、事前に発表された有名アナリストの予想とのギャップによって、さらに大きく相場が動くこともあります。
バイナリーオプションにおいては「大きなニュースがあったときはエントリーを控える」というのが望ましいです。
そのため、テクニカル分析だけでなくファンダメンタルズ分析の攻略法も、ある程度は覚えた方が良いでしょう。
関連記事→ファンダメンタルズ分析を活用したバイナリーオプション攻略法
大衆心理(集団心理)を考えながら勝ちやすいエントリーポイントを判断しよう
今回の解説で、為替チャートはほとんどが大衆心理(集団心理)で動いていることがお分かりいただけたかと思います。
いつもの攻略法と併せて大衆心理を考えるだけで、トレードの実力はケタ違いにアップするでしょう。
同時に大切なのが、勝ちやすいエントリーポイントを判断することです。
インジケーターやライン等…様々な要素を見ることがバイナリーオプション攻略において重要となります。
以下の記事では、おすすめのバイナリーオプション攻略法をまとめて紹介しております。
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