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フォーメーション分析とはチャートパターンで値動きを予想する手法
バイナリーオプションのテクニカル分析をある程度やっている方であれば、
「このチャートの形状、過去にも見たことあるな…。」
と思ったことが一度はあると思います。
そのような一定期間の中で形成されるチャートの形状を、チャートパターンと言います。
そして、現在のチャートを過去のチャートパターンに当てはめて、今後の値動きを予測する分析手法のことを「フォーメーション分析」と言います。
よく現れやすいチャートパターンの値動きの傾向を知っておけば、トレンド継続や転換といった相場の動きが読みやすくなります。
バイナリーオプション攻略において非常に重要な項目となりますので、ぜひ覚えましょう。
なぜチャートパターンで値動きの傾向が分かるのか?
なぜチャートパターンを見ることによって値動きの傾向が分かるのかと言うと、チャートパターンは大衆心理(集団心理)の集合体であるからです。
為替チャートは投資家達の様々な心理によって引き起こされた売買行動で成り立っています。
それらの売買行動は過去の長い歴史の中で平均化され、一定のパターンとして認知されるようになりました。
それがチャートパターンというわけです。
投資の世界で「100%こう動く」ということはありませんが、傾向を掴んでおくことにより、「この相場の時は様子見しよう」という風に、落ち着いてエントリーに臨むことができます。
なお、大衆心理の読み方については以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事→バイナリーオプションで大衆心理(集団心理)を読み解く攻略法
チャートパターンは大きく分けて「転換(反転)型」と「継続(回帰)型」の2種類がある
バイナリーオプション攻略に有効なチャートパターンは、大きく分けて「①トレンド転換(反転)型」と「②トレンド継続(回帰)型」の2種類に分けられます。
以下より、それぞれを解説致します。
チャートパターンの種類①転換(反転)型
バイナリーオプション攻略に有効なチャートパターンの種類1つ目は、トレンド転換(反転)パターンです。
トレンド転換(反転)パターンはトレンド相場の末期に発生します。
主に相場の天井(高値圏)や底(安値圏)で現れ、「この後にトレンドの反転が起きやすい」というサインになります。
リバーサル・フォーメーションとも言います。
トレンド転換(反転)パターンが現れた際は一旦様子見をして、現在のトレンドと反対方向にエントリーする準備を行いましょう。
チャートパターンの種類②トレンド継続(回帰)型
バイナリーオプション攻略に有効なチャートパターンの種類2つ目は、トレンド継続(回帰)パターンです。
トレンド継続(回帰)パターンは、トレンド相場の中段で発生する小休止的なチャートパターンです。
一見するとトレンド転換が起きたり、レンジ相場に推移したように見えますが、「この後もトレンドが継続しやすい」というサインになります。
コンティニュエーション・フォーメーションとも言います。
トレンド継続チャートパターンが現れたときは、すぐに「トレンド転換だ!」と判断するのではなく「トレンド終了なのか?継続なのか?」を観察することが攻略のポイントです。
では以下より、バイナリーオプション攻略において有効となるトレンド転換(反転)パターンとトレンド継続パターンの代表的な形について、それぞれ解説致します。
バイナリーオプション攻略におすすめなトレンド転換(反転)型チャートパターン
ここでは、バイナリーオプション攻略におすすめなトレンド転換(反転)型チャートパターンを解説致します。
- トレンド反転型チャートパターン①ダブルトップ・ダブルボトム
- トレンド反転型チャートパターン②三尊・逆三尊
- トレンド反転型チャートパターン③ソーサートップ・ソーサーボトム
- トレンド反転型チャートパターン④ブロードニング
トレンド転換(反転)チャートパターン①ダブルトップ・ダブルボトム
バイナリーオプション攻略におすすめなトレンド転換(反転)型チャートパターン1つ目は、ダブルトップ・ダブルボトムです。
→相場の高値圏で2つの山と1つの谷で構成されるチャートパターン。
その後下落に転換する可能性が高い。
【ダブルボトム】
→相場の安値圏で2つの谷と1つの山で構成されるチャートパターン。
その後上昇に転換する可能性が高い。
ダブルトップ・ダブルボトムにおけるバイナリーオプション攻略のポイントは、ネックラインを引くことです。
ネックラインとはダブルトップの安値(ダブルボトムの高値)から平行に引いたラインです。
その線を抜けた時に「トレンドが転換した」と判断することができます。
トレンド転換(反転)チャートパターン②三尊・逆三尊
バイナリーオプション攻略で勝ちやすいトレンド転換(反転)型チャートパターン2つ目は、三尊・逆三尊です。
三尊・逆三尊は人間の左肩、頭、右肩のように見えるため、「ヘッド&ショルダー」とも言われています。
→上昇と下降を繰り返しつつ2回目の山で高値更新し、3回目では高値を突破できなかったチャートパターン。
上昇相場の高値圏で三尊が現れると、その後下落に転換する可能性が高い。
【逆三尊】
→上昇と下降を繰り返しつつ2回目の山で安値更新し、3回目では安値を突破できなかったチャートパターン。
下落相場の安値圏で逆三尊が現れると、その後下落に転換する可能性が高い。
三尊・逆三尊は有名なローソク足パターン「酒田五法」の内の1つです。
考え方としては、3回高値(安値)に挑戦したものの突破できなかった山(谷)において、もうそれ以上上がる(下がる)ことはないだろうという判断です。
三尊・逆三尊についての詳しい解説や攻略方法は、以下の記事をご参考ください。
詳細記事→バイナリーオプションの三山(トリプルトップ)・三尊攻略法!失敗しないエントリーとは
詳細記事→バイナリーオプションの三川(トリプルボトム)・逆三尊攻略法!失敗しないエントリーとは
トレンド転換(反転)チャートパターン③ソーサートップ・ソーサーボトム
バイナリーオプション攻略で勝ちやすいトレンド転換(反転)型チャートパターン3つ目は、ソーサートップ・ソーサーボトムです。
ソーサーとはお皿という意味で、お皿のように丸みを帯びながらだんだんと高値を切り下げる(安値を切り上げる)のが特徴です。
→上昇トレンドの後、丸みを帯びながら高値を切り下げていくチャートパターン。
この状態の後、転換して価格が下落していく傾向にある。
【ソーサーボトム】
→下降トレンドの後、丸みを帯びながら安値を切り下げていくチャートパターン。
この状態の後、転換して価格が上昇していく傾向にある。
こちらのトレンド転換(反転)型チャートパターンは、一見するとじわじわと横ばい相場が続いているように見えます。
ネックラインを引いて、本格的にトレンドが転換するポイントを見ましょう。
詳細記事→ソーサーボトム・ソーサートップを活用したバイナリーオプション攻略法
トレンド転換(反転)チャートパターン④ブロードニング
バイナリーオプション攻略で勝ちやすいトレンド転換(反転)型チャートパターン4つ目は、ブロードニングです。
上昇トレンド、下降トレンドどちらにおいても、高値は切り上がり安値は切り上がるのが特徴です。
ブロードニングは一般的に、画像の5ポイント目を最後にそれまでの相場が反転しやすい傾向にあります。
トレンド継続(回帰)型チャートパターンでバイナリーオプションを攻略
ここでは、バイナリーオプション攻略に役立つトレンド継続(回帰)型チャートパターンを解説致します。
ここで紹介するパターンは、ラインブレイク後にトレンドが継続する傾向にあります。
トレンド継続チャートパターンが現れた時は様子見をし、明確なブレイクが確認できたときに順張りでエントリーする手法が一般的です。
関連記事→バイナリーオプションで高勝率な順張りおすすめ攻略法
- トレンド反転型チャートパターン①トライアングル(ペナント、ウェッジ)
- トレンド反転型チャートパターン②フラッグ
トレンド継続(回帰)チャートパターン①トライアングル(ペナント、ウェッジ)
バイナリーオプション攻略で勝ちやすいトレンド継続(回帰)型チャートパターン1つ目は、トライアングルです。
トライアングルとはその名の通り三角形のチャートパターンで、三角保ち合いとも呼ばれます。
トライアングルは大きく分けて以下の4種類があります。
②ディセンディング・トライアングル(弱気の三角保合い)
③ペナント(均衡している三角保合い)
④ウェッジ(上値と下値を同時に切り上げ・切り下げる三角保ち合い)
有名なチャートパターン「ペナント」や「ウェッジ」もこのトライアングルに含まれます。
いずれも、三角形を形成していることが分かります。
このチャートパターンが出現した時のエントリーポイントは、レジスタンスラインやサポートラインをブレイクし、トレンドが継続すると判断できた場合です。
しかしブレイクした瞬間にエントリーすると騙しにあうことも増えてしまいますので、「ブレイク後の戻り」や「その後高値や安値を更新した時」を待ってからエントリーすることで、バイナリーオプションの負けを減らすことができます。
以下の記事で、トレンド継続型チャートパターン「トライアングル」「ペナント」「ウェッジ」について詳細を解説しています。
関連記事→バイナリーオプションのトライアングル攻略法!ペナントとウェッジとの違い
トレンド継続(回帰)チャートパターン②フラッグ
バイナリーオプション攻略で勝ちやすいトレンド継続(回帰)型チャートパターン2つ目は、フラッグです。
フラッグとはその名の通り旗(フラッグ)のようなチャートパターンで、一定幅で上方向か下方向に保ち合う状態です。
フラッグもトライアングル同様、チャネルラインを抜けた時よりも「抜けた後に一旦戻った時」を狙って順張りエントリーすると勝ちやすいです。
以下の記事で、トレンド継続型チャートパターン「フラッグ」について詳細を解説しています。
関連記事→チャートパターン「フラッグ」でバイナリーオプションを攻略!
チャートパターンのみでエントリーポイントを判断しないことがバイナリーオプション攻略の鍵
ここまで、バイナリーオプション攻略におすすめのチャートパターンをご紹介致しました。
今回ご紹介したパターンは多くの投資家が意識しており信憑性の高いものですが、「あくまでもその方向に動く可能性が高い」というものです。
チャートパターンでエントリーポイントを判断する際は、他のインジケーターやサインツールを併せて使用し、本当にその方向に動くのか必ず確認をしましょう。
例えば下の画像では、ローソク足の動きとインジケーターの動きが逆方向に向かう「ダイバージェンス」という現象が発生しています。
ダイバージェンスはオシレーター系インジケーターで発生する現象で、トレンド転換のサインとなります。
この場合、ダイバージェンスの後、高値圏に2回山がタッチする「ダブルトップ」のチャートパターンが発生しているため、2つの根拠でトレンド転換したと判断することができます。
詳細記事→ダイバージェンスを利用したバイナリーオプション攻略法
当ブログではこのように、インジケーターや他のチャートパターンでバイナリーオプションを攻略する方法を随時配信しています。
以下の記事に、おすすめの攻略法をまとめてご紹介しておりますので、併せてぜひご覧ください!
チャートパターンのエントリーポイントを判断するのにおすすめの攻略手法
実は現在期間限定で、チャートパターンのエントリーポイントを判断するのとても役立つ高勝率なとっておきのバイナリーオプション攻略法を無料公開しております。
なお、この手法で初心者の方が月に200万円以上の利益を叩き出した事例もあります。
また、人数制限はありますが、バイナリーオプションに役立つ特典もご用意しておりますので、まずはどんなものかご確認ください。