目次
バイナリーオプション攻略に有効なMACD(マックディー)とは
MACD(マックディー)とは、トレンドの方向性や転換を見極めるのに便利なオシレーター系インジケーターです。
正式名称をMoving Average Convergence Divergenceと言い、直訳すると「移動平均線収束拡散」という意味になります。
その名の通り、短期の移動平均線と中長期の移動平均線を用いて、買いと売りのタイミングを示します。
一般的にバイナリーオプションにおいて、オシレーター系は逆張り向きと言われていますが、MACDはトレンド系インジケーターの特徴を強く持っています。
そのため、トレンド発生時の順張り取引で効果を発揮します。
関連記事→バイナリーオプション攻略に役立つオシレーター系インジケーター6選
MACDの計算方法
この項目では、MACD(マックディー)の計算方法について解説致します。
MT4のMACDは、MACD線(ヒストグラム)とシグナル線で構成されており、以下のように計算します。
- MACD = 短期EMA - 長期EMA
- シグナル = 短期SMA
それぞれの計算に用いる移動平均線の期間は自由に変更できますが、特に理由がない限り一般的な期間で問題ないでしょう。
一般的に、短期EMA(移動指数平滑移動平均線)は12日、長期EMAは26日、短期SMA(単純移動平均線)は9日を設定します。
MACDの見方(シグナル線・ヒストグラム・0ラインとは?)
MT4のチャート画面を参考に、MACDの見方を説明致します。
縦に連なっている白い線がMACD線(ヒストグラム)、波打った赤い線がシグナル線です。
黄色の線が0ラインです。
MACD線(ヒストグラム)は2つの移動平均線の乖離具体を表しており、2つの移動平均線が交差するポイントが0ラインとなります。
MACD線がプラスになれば上昇傾向、マイナスになれば下降傾向と見ることができます。
また、棒グラフが伸びている時は強いトレンド、縮んでいる時は弱いトレンド(もしくはレンジ相場)と判断できます。
バイナリーオプション攻略におけるMACDのメリット
バイナリーオプション攻略において、MACD(マックディー)にはどのようなメリットがあるかということをご紹介致します。
一般的なインジケーターの計算には、SMA(単純移動平均線)が使用されることが多いですが、MACD(マックディー)の計算にはEMA(指数平滑移動平均線)が使われます。
上の画像を見てお分かりのように、EMAはSMAよりも「実際の値動きに近く、反応が早い」というメリットがあります。
そのため、MACDは様々なインジケーターの中でも精度が高いと言われています。
特に短期決戦のバイナリーオプションにおいて反応が早いということは大きなメリットになります。
ぜひMACDの使い方を覚えてバイナリーオプション攻略に活かしましよう。
MT4でMACDを表示する方法・おすすめのパラメーター設定
ここでは、MT4でMACD(マックディー)を表示する方法を解説いたします。
「挿入」→「インディケータ」→「オシレーター」→「MACD」の順にクリックしていくと、MT4チャートにMACDを表示することができます。
パラメーター設定画面で、MACD線(ヒストグラム)とシグナル線の計算に用いる移動平均線の期間を設定することができます。
おすすめのパラメーター設定は以下の通りです。
- 短期EMA:12
- 長期EMA:26
- シグナル:9
- 適用価格:クローズ
これだけでMT4上でのMACDの設定は完了です。
デフォルトでは0ラインが線として表示されませんので、表示したい場合は「レベル表示」タブから「0」を追加します。
MACD線(ヒストグラム)をラインとして表示する方法
MT4のデフォルト設定では、MACD線(ヒストグラム)は棒グラフのような形で表示されるため、これが分かりにくいといった場合はラインとして表示することも可能です。
まず、新規注文横にある黄色のアイコンをクリックし、「メタエディター」を起動します。
エディター画面の左側から「MACD.mq4」を選ぶと、右側にMACDのデータが表示されます。
36行目のSetIndexStyle(0,DRAW_HISTOGRAM);のHISTOGRAMをLINEに変更します。
最後に、「ファイル」タブの「保存」をクリックして設定を保存します。
元のヒストグラムのMACDも残したい場合、「名前をつけて保存」をクリックし、MACD_lineなどといった名前をつけましょう。
MT4を再起動すれば、MACDラインをラインとして表示することができます。
バイナリーオプション攻略におけるMACD(マックディー)の使い方
ここでは、バイナリーオプション攻略におけるMACD(マックディー)の使い方を説明します。
主に以下の3つの使い方をします。
- MACD線(ヒストグラム)の位置でトレンドの方向と勢いを見る
- MACD線(ヒストグラム)とシグナル線のクロスで売買サインを見る
- ダイバージェンスでトレンドの収束を見る
MACDの使い方①ヒストグラムの位置でトレンドの方向と勢いを見る
バイナリーオプション攻略におけるMACDの使い方1つ目は、MACD線(ヒストグラム)の位置でトレンドの方向と勢いを見ることです。
白いMACD線(ヒストグラム)が0ラインの上下どちらに出ているかに注目しましょう。
- 「ヒストグラム」が上に出ている:上昇の勢いがつよい
- 「ヒストグラム」が下に出ている:下落の勢いがつよい
と判断することが出来ます。
また、MACD線(ヒストグラム)の長さからトレンドの勢いも分かります。
勢いが強いほど棒も長く、勢いが弱いときは棒が短いことがお分かりいただけると思います。
MACDの使い方②MACD線(ヒストグラム)とシグナル線のクロスで売買サインを見る
MACDの使い方2つ目は、白いMACD線(ヒストグラム)と赤いシグナル線が交わるポイントを見ることです。
線が交わるポイントを「ゴールデンクロス」「デッドクロス」と言い、バイナリーオプションにおいて最も基本的なMACDの使い方になります。
- ゴールデンクロス:
ヒストグラム(白)がシグナル線(赤)を下から上に突き抜けている時
→上昇の勢いがつよいため、HIGHエントリーのサインとなる - デッドクロス:
ヒストグラム(白)がシグナル線(赤)を上から下に突き抜けている時
→下降の勢いがつよいため、LOWエントリーのサインとなる
クロスが発生している時は相場の勢いが強いということになり、また、突き抜ける時の角度によってトレンドの強さも変わってきます。
このゴールデンクロスとデッドクロスはMACD以外の様々なインジケーターで確認することができ、バイナリーオプションにおいてはエントリーポイントの指標として役立ちます。
関連記事→バイナリーオプションのゴールデンクロス・デッドクロス攻略法
MACDの使い方③ダイバージェンスでトレンドの収束を見る
バイナリーオプション攻略におけるMACD(マックディー)の使い方3つ目は、ダイバージェンスでトレンドの収束を見ることです。
ダイバージェンスとはローソク足とインジケーターの動きが逆行していることを言い、トレンドの収束や転換を表すサインとなります。
例えば上の画像では、上昇トレンド中にローソク足は高値を更新しているのに、MACDの高値は切り下がっています。
そして、その後トレンドが転換していることが分かります。
詳細記事→ダイバージェンスを利用したバイナリーオプション攻略法
ここまで、バイナリーオプションにおけるMACD(マックディー)の基本的な使い方を3つ解説いたしました。
次の項では、MACDと他のインジケーターを組み合わせた高勝率なバイナリーオプション攻略法について、具体的に説明致します。
MACDとボリンジャーバンドを組み合わせたバイナリーオプション攻略法
今回ご紹介する攻略法は、先ほど解説した「MACDのゴールデンクロス(又はデッドクロス)」を見てトレンド方向に順張りする手法です。
しかしMACDだけでエントリーポイントを判断するのは根拠が弱いので、ボリンジャーバンドと組み合わせて精度を高めます。
MACD+ボリンジャーバンドを使った順張り攻略法の手順は次の通りです。
- MACDとボリンジャーバンドを表示
- MACDの「ゴールデンクロス」or「デッドクロス」を確認
- ボリンジャーバンドのスクイーズとエクスパンションを確認
- トレンド方向に順張りでエントリー
MACD攻略手順①インジケーターを設定
まず、MACD(マックディー)とボリンジャーバンドをMT4上に表示します。
MACDの設定は先ほどと同様です。
(短期EMA:12、長期EMA:26、シグナル:9、適用価格:Close)
ボリンジャーバンドは設定を期間21、偏差2にします。
MACD攻略手順②MACDの「ゴールデンクロス」or「デッドクロス」を確認
エントリーポイントを探すためにまずは、MACDのゴールデンクロス、デッドクロスを見つけましょう。
下の画像では、ヒストグラムがシグナル線を下から上に突き抜ける「ゴールデンクロス」が発生しています。
しかしこれだけでは、いつトレンドが発生するか分かりません。
そこで、ボリンジャーバンドの「スクイーズ」と「エクスパンション」を確認します。
MACD攻略手順③ボリンジャーバンドのスクイーズとエクスパンションを確認
下の画像では、MACDのゴールデンクロス発生後、ボリンジャーバンドのスクイーズとエクスパンションが発生しています。
- スクイーズ:ボリンジャーバンドが絞られているところ
- エクスパンション:スクイーズ後に起きるバンドの広がり
エクスパンションしている時は、多くの場合バンドウォークが起こります。
バンドウォークとは、ローソク足がボリンジャーバンドの±2σに沿って推移している状態のことを言います。
バイナリーオプションにおいて、バンドウォークが発生しているときはトレンド相場真っ只中ということになり、順張りでのエントリーが有効的です。
関連記事→ボリンジャーバンドのバンドウォークを活用したバイナリーオプション攻略法
MACD攻略手順④トレンド方向に順張りでエントリー
では実際のエントリーポイントをみていきましょう。
MACDでゴールデンクロス確認後、ボリンジャーバンドのバンドウォーク確認。
2つの根拠でエントリーポイントが明確になりました。
ボリンジャーバンドがエクスパンションしてバンドウォークが始まったところから、順張りでHIGHエントリーしましょう。
MACD+ボリンジャーバンド攻略法の注意点
このMACD+ボリンジャーバンド攻略法の注意点は、どちらか一つの根拠だけでエントリーしないということです。
通常、ローソク足がボリンジャーバンド±2σのバンド内に収まる確率は95%ほどありますので反発する可能性もあります。
ですので、MACDとボリンジャーバンドの2つをしっかりと見て、根拠を重ねてエントリーポイントを見つけ出しましょう。
以下の記事では、ボリンジャーバンドの基本的な使い方を解説していますのでぜひご覧ください。
詳細記事→ボリンジャーバンドを使ったバイナリーオプション攻略法
MACD(マックディー)と併せてさらに高勝率なバイナリーオプション攻略法
今回、MACD(マックディー)とボリンジャーバンドを使用したバイナリーオプション攻略法をご紹介致しました。
現在はたけ公式LINE@では、MACDと併せることでより高勝率をキープできるおすすめの攻略法を、期間限定で無料公開しております。
なお、この方法で初心者の方が月に200万円以上の利益を叩き出した事例もあります。
また、人数制限はありますが、バイナリーオプションに役立つ特典もご用意しておりますので、まずはどんなものかご確認ください。
※この情報はいつまで公開できるかわかりません。手に入れるなら今!お急ぎください。MACD(マックディー)以外のバイナリーオプションおすすめ攻略法
今回はMACDを使用した順張り手法をご紹介しましたが、バイナリーオプションの勝率アップに欠かせないインジケーターは数多く存在します。
インジケーターの特徴を知り、あらゆる状況に合わせてエントリーポイントを見極められるようになりましょう!
以下の記事では、特におすすめのバイナリーオプション攻略法をまとめてご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。