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月末・月初はバイナリーオプションの勝率が不安定になる?
バイナリーオプションをしている人の中には、「月末・月初で勝率が下がってしまう」という方も多いと思います。
実際、月末・月初の為替相場は不安定になりがちで、いつもと違う動きを見せることも多いです。
為替相場の世界では、「アノマリー(Anomaly)」という言葉があります。
アノマリーとは?
はっきりとした合理的な説明ができないが、かなり高い確率で為替相場を動かす現象のこと。
バイナリーオプションやFXの世界では、月単位・曜日・その他の要因などで見られる有名なアノマリーがあり、月末・月初も同様に、「ある程度の値動きの傾向」が見られます。
月末・月初の取引を攻略するためには、
- アノマリーを抑えた効果的な取引をする
- 適切でないタイミングでの取引を回避し、負けを減らす
ということが重要になります。
関連記事→バイナリーオプションを勝ちやすい時間帯で取引する攻略法
月末・月初の為替相場を動かす要因
なぜ月末・月初は為替相場が大きく動きやすいのでしょうか?
様々な要因がありますが、ここでは特に大きな理由と考えられる3つの要因をご紹介致します。
バイナリーオプションを攻略する上で重要な項目となりますので、ぜひ覚えておきましょう。
①企業が自国通貨を買い戻す動きが高まるから
月末・月初に為替相場が大きく動く理由の1つに、「期末・月末要因」というものがあります。
期末・月末要因とは、簡単にいうと「企業の決算期末や月末に、自国通貨を買い戻す動きが活発になることで起こる相場変動」のことを言います。
例えば国内企業の場合、3月は多くの企業が年度決算に向け、それまで外貨建てにしていた金融資産などを処分して円に戻す動きが多くなります。
また、月末は国内の輸出企業が従業員や下請け企業への支払いなどを行うため、保有しているドルを売って円に換える動きが活発になります。
そのため、期末や月末はドル円が下落しやすい傾向にあります。
バイナリーオプションでドル円を取引する方も多いと思いますが、月末・月初の値動きの特徴もしっかり抑えておくようにしましょう。
②機関投資家による「リバランス」に絡んだ大口取引が入るから
月末・月初の為替相場を動かす要因2つ目は、機関投資家による「リバランス」に絡んだ大口取引が入ることです。
機関投資家とは
顧客から集めた巨額の資金を債券市場、株式市場、為替相場などの様々な市場で運用する大口の投資家のこと。
生命保険会社、損害保険会社、投資信託、年金基金、ヘッジファンドなどがある。
リバランスとは、複数の資産や証券に分散投資するポートフォリオ運用において、資産を再配分して調整することを言います。
例えば、金融商品Aを50%、金融商品Bを50%の割合で保有したものの、価格が上下することによって当初の割合が崩れてしまうことがあります。
そのような時に元の割合に戻したり、再配分するのがリバランスです。
リバランスのタイミングは様々ですが、毎月定期的に行うことも多く、株や債券の売買の際、為替の大口取引が必要になる場合があります。
それにより、月末の為替相場が大きく動くことがあります。
③重要度の高い経済指標が発表されるから
月末・月初の為替相場を動かす要因3つ目は、重要度の高い経済指標が発表されることです。
経済指標とは、各国の公的機関等が公表している、その国の経済状況を数値化したデータです。
重要な経済指標が発表される前後は、テクニカル分析では察知できない突発的な値動きを見せることがあります。
そして数ある指標の中でも、特に影響度の高い指標は月末・月初に発表されることがあります。
月末・月初に発表される代表的な指標として、以下のものが挙げられます。
- 米雇用統計(毎月第1金曜日に発表)
- 米四半期GDP(四半期ごとに月末に発表)
- 個人消費支出(毎月月末に発表)
バイナリーオプションにおいて、指標発表の前後30分は急な値動きに注意が必要です。
月末・月初で特に注意すべき通貨ペア
ここまで解説した月末・月初の為替相場を動かす要因を踏まえた上で、この項目では「月末・月初で特に注意すべき通貨ペア」を解説致します。
- 月末のゴトー日のドル円
- 月末のロンドンフィックスのポンド
①月末のゴトー日のドル円
バイナリーオプションにおいて、ゴトー日を活用した取引は有名です。
ゴトー日とは毎月5と10のつく日のことで、ゴトー日の仲値(金融機関の対顧客向け基準レート)が決定する時間帯は、ドル円が大きく動く傾向にあります。
その理由として、日本の貿易企業が毎月5と10のつく日を決済日としているところが多く、海外への支払いのために、円をドルに両替えする動きが活発になるからです。
そのため上の画像のように、ゴトー日の仲値決定(9時55分)前の時間帯はドル高円安になりやすい傾向があります。
しかし、月末は一概に円安傾向になるとは言い切れません。
なぜかというと、月末は貿易企業が従業員や下請け企業への支払いなどを行うため、保有しているドルを売って円に換える動きが活発になるからです。
20日以降のゴトー日(20日、25日、30日)は、いつものゴトー日攻略法が通用しない可能性もありますので注意しましょう。
②月末のロンドンフィックスのポンド
日本の仲値と同様に、ロンドン市場における金融機関の対顧客向け基準レートを決める時間に「ロンドンフィックス(ロンドンフィキシング)」があります。
ロンドンフィックス前後は様々な思惑が交錯し、ポンド絡みの通貨の取引量が多くなります。
その大きな値動きを狙ってバイナリーオプション取引をする方法もありますが、月末・月初は特に値動きが激しい傾向にあります。
その理由として、イギリスの企業の多くが月末・月初に決算を控えているため、月末はポンドを買い戻す動きが強まることが挙げられます。
月末・月初はポンドやそれに関連した以下の通貨ペアで大きく動く可能性があります。
- ポンドドル
- ポンド円
- ユーロドル
- ユーロ円
基本的にバイナリーオプションにおいて、ポンドは値動きの激しい通貨として有名ですが、月末は特に注意が必要です。
関連記事→バイナリーオプションのポンド円攻略法
月末・月初のバイナリーオプションを攻略するポイント
ここまで、月末・月初の為替市場を動かす要因や、特に注意が必要な通貨ペアについて解説しました。
最後に、月末・月初のバイナリーオプションを攻略する重要なポイントを解説します。
それは、値動きが読めないときは無理にトレードしないことです。
中には月末・月初の大きな値動きを狙った攻略法も存在しますので、やりたい方は挑戦してみてもいいと思います。
しかし月末・月初に取引することで、それまでの利益が削られたり最悪マイナスで終わってしまうというような方は、取引を一旦やめて普段のトレードの分析などをする方がおすすめです。
バイナリーオプションは勝つことよりも負けないことの方が重要ですし、毎月プラスで終えることは、トレーダーのメンタルの安定にも繋がります。
「月末・月初に勝率が下がりやすい」と悩んでいる方は、無理せず確実にプラスで終えて、自信を繋いでいきましょう。
詳細記事→バイナリーオプションのメンタル管理術を初心者向けに解説
月末・月初でも勝つポイントを見つけるバイナリーオプション攻略法
今回解説したように、月末・月初は値動きが不安定になる場面が比較的多いため、バイナリーオプションの勝率が安定しないことはある種当然の現象といえます。
しかし、より大きく稼ぐためには、月末・月初の相場も攻略していきたいですよね。
そのためには値動きが特に不安定な相場を避け、適切なエントリーポイントを見つけることが重要です。
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