目次
バイナリーオプションにおけるCFD取引とは?
バイナリーオプションにおけるCFD取引とは、一般的に「通貨ペア以外の商品価格」を予想する取引のことを言います。
CFD取引の対象商品には、以下のようなものがあります。
(※利用する業者によって取扱銘柄は異なります。)
- 株価指数(日経225、ダウ平均)
- 外国株(アップル、アマゾン)
- 債権(米国債)
- 貴金属(金、銀)
- エネルギー(原油)
- 商品(小麦、とうもろこし)
- 仮想通貨(ビットコイン、イーサリアム)
CFD取引とバイナリーオプションの仕組み
CFDとはContract for Differenceの略称で、直訳すると「差金決済取引」という意味になります。
差金決済取引とは、現物の受け渡しを行わないで、取引開始時点から取引終了時点に発生した差額のみを受け渡す取引です。
例えば、FX取引(外国為替証拠金取引)もCFD取引の1つと言えます。
FXでは「円でドルを買う」「ドルを空売りしてユーロで買い戻す」といった取引を行います。
実際に通貨を現物として持つわけではなく、オンライン上で売買を行い、為替レートの差額のみを受け取ります。
またCFD取引はFX取引同様に、「取引口座に証拠金を預けて取引する」「レバレッジをかけることが可能」という特徴があります。
そのためどちらも基本的な仕組みは同じですが、一般的には次のように使い分けされています。
- FX
→「外国為替」の差金決済取引 - CFD
→「それ以外の商品」の差金決済取引
バイナリーオプションでは、一定期間内に商品の価格が「設定された条件(上がるかor下がるか)」を満たしていれば、権利は行使され利益となります。
条件を満たしていなければ、権利は放棄されエントリー金額が損失となる仕組みです。
つまり、バイナリーオプションにおいては通貨ペアの取引もCFD取引も、基本的な仕組みは同じとなります。
- 判定時間の価格が予想通りなら利益
- 判定時間の価格が予想と違えば損失
対象商品が通貨ペアなのか、他のCFD商品なのかが大きな違いです。
なお、オプション取引の詳しい仕組みやFXとの違いについては、以下の記事をご覧ください。
詳細記事→バイナリーオプションとは?バイナリーオプション基礎知識
バイナリーオプションCFD取引のメリット
バイナリーオプションのCFD取引を行うメリットは、投資戦略の幅を広げられることです。
冒頭で解説した通り、CFD取引では世界中の様々な商品が取引対象となります。
例えば、普段から株価の情報をチェックしている人であれば、株価指数を予想して取引することで利益を得られますよね。
投資をする上で「取引対象を増やしたい」という方も、通常のCFD取引よりもまずはバイナリーオプションから始めてみることがおすすめです。
通常のCFD取引の場合、FXと同じように商品価格の差額がトレーダーの利益や損失になります。
値幅によって大きな利益を得ることも可能ですし、同時に大きな損失を抱えるリスクがあります。
また、注文と決済のタイミングを自分で決めなければならないので、初心者がいきなり始めるのは難しく感じると思います。
しかしバイナリーオプションの場合、予想するのは「価格が上がるか・下がるか」の二択です。
それだけで予想が的中する確率は高まりますし、どんなに値幅が広がっても最初の掛け金以外の損失を被ることはありません。
詳細記事→初心者の為にFXの基礎を解説
バイナリーオプションの通常取引とCFD取引の違い
ここまで解説したように、バイナリーオプションのCFD取引は、基本的には通貨ペアの取引と同じ仕組みです。
しかし細かい部分で異なる点があります。
ここではハイローオーストラリアを例に、通常の通貨ペアの取引とCFD取引の違いをご紹介します。
- 利用出来ない取引方法がある
- 取引時間が決まっている場合がある
違い①利用出来ない取引方法がある
通常取引とCFD取引の違い1つ目は、利用出来ない取引方法があることです。
ハイローオーストラリアの取引方法は、以下の4種類があります。
- HIGHLOW
- スプレッドHIGHLOW
- Turbo
- Turboスプレッド
メジャー通貨ペアの場合、上記4種類全ての取引に対応しています。
しかし、例えばCFD商品の「SPX500(S&P500種株価指数)」という銘柄の場合、取引可能なのはHIGHLOWとスプレッドHIGHLOWのみです。
しかも1日取引のみ可能で、1時間以下の取引時間は選択できません。
バイナリーオプションの「短時間取引ができる」という点を重視する方にとっては、取引方法が限られるCFD取引はデメリットになるかもしれません。
詳細記事→初心者向けにバイナリーオプション業者ハイローオーストラリアについて解説
違い②取引時間が決まっている場合がある
通常取引とCFD取引の違い2つ目は、取引時間が決まっている場合があることです。
上述したように、CFD取引のSPX500(S&P500種株価指数)は1日取引にしか対応していません。
さらに取引可能時間も、23時半〜翌日6時と定められています。
1日取引といっても、実質的には6時間半ということですね。
なおCFD取引の取引方法や取引時間は、銘柄によって異なります。
仮想通貨(ビットコイン・イーサリアム)の場合、
- 30秒
- 1分
- 3分
- 5分
- 1日(8:00〜翌6:00)
の取引時間に対応しています。
関連記事→バイナリーオプションを勝ちやすい時間帯で取引する攻略法
ハイローオーストラリアのおすすめCFD商品
ここでは、バイナリーオプション業者「ハイローオーストラリア」のおすすめCFD商品をご紹介します。
まずは、ハイローオーストラリアで取引可能なCFD商品の銘柄と、取引時間を見てみましょう。
銘柄名 | 商品 | 取引時間 |
---|---|---|
GOLD | 金 | 7:00~6:00 |
USOIL | ブレント原油 | 8:00~5:00 |
UKOIL | WTI原油 | 10:00~6:00 |
AUS200 | オーストラリア株価指数 | 9:00~15:00 |
JPN225 | 日経株価指数225 | 9:00~11:30 12:30~15:00 |
HKG33 | 香港ハンセン指数 | 10:30~13:00 14:00~17:00 |
UK100 | イギリス株価指数100 | 16:00~0:30 |
US30 | 米国ウォールストリート株価指数30 | 22:30~5:00 |
NAS100 | 米国ナスダック株価指数100 | 22:30~5:00 |
SPX500 | S&P500種株価指数 | 23:00~5:00 |
BTC/JPY | ビットコイン/円 | ・30秒 ・1分 ・3分 ・5分 ・1日(8:00〜6:00) |
BTC/USD | ビットコイン/ドル | |
ETH/JPY | イーサリアム/円 | |
ETH/USD | イーサリアム/ドル |
上記の中でも、バイナリーオプション初心者に特におすすめのCFD商品は以下の通りです。
- SPX500(S&P500種株価指数)
- 原油(USOIL・UKOIL)
- 仮想通貨(ビットコイン・イーサリアム)
です。
以下より、それぞれのおすすめポイントを詳しく解説致します。
おすすめCFD商品①SPX500(S&P500種株価指数)
バイナリーオプション初心者におすすめのCFD商品1つ目が、「SPX500(S&P500種株価指数)」です。
S&P500とは、ニューヨーク証券取引所とNASDAQ(ナスダック)に上場している企業から、代表的な500社を選出し平均株価を算出したものです。
500社の中には、日本人でも誰もが知っているようなアップル・グーグル・マイクロソフト・アマゾンなども含まれています。
日頃からS&P500のチャートを見ておけば、アメリカの株式市場の状態を偏りなく判断できますし、バイナリーオプションでドル絡みの通貨ペアの取引をする時にも役立ちます。
なぜ初心者にこのS&P500がおすすめなのかというと、毎日HIGHにエントリーするだけでコツコツ利益を積み上げることが可能だからです。
上の画像はここ5年間のS&P500のチャートです。
2020年の2〜3月(コロナウイルス拡大の影響)を除けば、基本的には右肩上がりに推移していることが分かります。
もちろん下がる時は下がりますが、分析なしでも毎日HIGHエントリーで取引した結果、損益分岐点をこえる勝率となりました。
S&P500の詳しい解説や攻略方法については、以下の記事をご参考ください。
関連記事→バイナリーオプションの「S&P500取引」を攻略する方法
おすすめCFD商品②原油
バイナリーオプション初心者におすすめのCFD商品2つ目が、原油(USOIL・UKOIL)です。
原油は燃料やペットボトルなどの原材料として使われており、私達の生活と切っても切り離せないものです。
原油価格は為替相場と比べて「一方向へのトレンドが出やすい」という特徴があり、バイナリーオプション初心者でも比較的楽に分析できると思います。
また、値動きが大きいためスプレッド取引と相性が良い銘柄です。
原油も他のCFD商品同様に、ファンダメンタルズ分析が重要となります。
特にアメリカは産油国でもあり世界一の石油消費国でもありますので、
米雇用統計やGDPなどで景気状況をチェックしておきましょう。
また、OPEC(石油輸出国機構)の会議も原油価格に大きな影響を与えます。
関連記事→バイナリーオプション原油取引の攻略法
おすすめCFD商品③仮想通貨
バイナリーオプション初心者におすすめのCFD商品3つ目が、仮想通貨(ビットコイン・イーサリアム)です。
ハイローオーストラリアの仮想通貨は、それぞれドルと円との取引になります。
- BTC/JPY(ビットコイン/円)
- BTC/USD(ビットコイン/ドル)
- ETH/JPY(イーサリアム/円)
- ETH/USD(イーサリアム/ドル)
仮想通貨を取引するメリットは、1日取引だけでなく、5分以下のターボ取引やターボスプレッド取引が可能な点です。
仮想通貨には「短時間でも価格が動きやすい」という特徴があり、通常の通貨ペアでは難しい30秒取引でも価格が動くため、高いペイアウトを狙った取引が可能になります。
関連記事→バイナリーオプションの仮想通貨取引とは?
バイナリーオプション初心者に最もおすすめの銘柄は?
今回は、バイナリーオプションのCFD取引について解説しました。
バイナリーオプションといえば「通貨ペア」というイメージが大きいと思いますが、銘柄は多岐に渡りますので、自分の予想しやすい商品を見つけられればそれがベストです。
しかしここまで読んでいて、「結局通貨ペアとCFD取引はどちらが初心者向きなの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。
僕のおすすめは、やはり通貨ペア、それも「メジャー通貨ペア」です。
このブログでいつも言っていますが、バイナリーオプションで勝ちたいのならば、分析をして根拠のある場合しかエントリーすべきではありません。
もちろん、CFD取引をする際もきちんと分析をして値動きが予想できれば良いのですが、「テクニカル分析」と「ファンダメンタルズ分析」の2つの知識が必要になってきます。
その点、通貨ペアであればまずはテクニカル分析だけでも勝率を上げられますし、情報も多いため勝てる手法も見つけやすいです。
また短時間取引が可能なため、手法さえ確立すれば1日で大きな利益を得ることも可能です。